●野鳥のお部屋

ここでは神子秋沙が撮影した野鳥の写真などを展示したいと思います。

●世田谷の餌台

ちこの前にいた子を失って、もう鳥は飼うまいと誓った神子は、外の鳥たちをみて鳥への
気持ちを募らせていました。
当時の部屋は3階でした。台所の前の窓からみると丁度前の家の屋根の高さで


こんなふうによくスズメたちが和んでひなたぼっこしていました。

そして…そうだ、餌台を作ろう!そう思ったのです。

つくってしばらくはだれもきてくれなくて寂しい思いを続けましたが、
そのうちちらほらとお客さんがやってきてくれるようになりました。
やがてその子たちは朝に必ずやってくる常連客になりました。

来てくれたのは

スズメさん、ツグミさん。
ちょっと乱暴者の ひよどりさん。

オレンジ色の足とくちばしの むくどりさん。

いつもなかむつまじく、穏やかな きじばとの夫婦。

当初だれからも見向きもされなかったこの餌台を
一躍近所で一番のグルメスポットに押し上げたきっかけ、それはバードケーキでした。
バードケーキとは、薄力粉に暖めて溶かしたラード、たっぷりの砂糖を練って固めた
ものです。もちろん焼いたりはしてないので、人間が食べたら腹下すこと必至。
でも鳥さんにはとっても人気があるのです。

バードケーキとひよどりさん

バードケーキときじばとさん

餌台も開業して時間がたってくると口コミでお客さんが増えてきました。

きじばとが群れてるところを見たことがありますか?
きじばとは、卵は必ず2個産む鳥なので、雛〜独身自体は兄弟2羽で
過ごし、結婚してからはずっと夫婦2羽で暮らす鳥です。上の
写真で2羽で写ってる夫婦が典型的な例です。
でもこの餌台には群でやってきました。

いっぱいのきじばとさんたち。
最大で11羽まで一緒にきたのを確認しました。
重さで餌台、底ぬけるって。
そのうち何羽かは巣立ち雛で、ここの常連夫婦の雛だったので
あろうと思います。この餌台の食べ物で育ててくれたのかなぁ…と
思うと嬉しかったのでした。

あ、これらの写真はほとんど朝5時くらいの撮影です。
早朝の爽やかな光も感じられるかな?

上空から「ぎーーくいくいくいっ!」という聞き慣れた
声が高らかにしたと思うと、いままでいっぱいいた
鳥たちはみんな一斉に「ばーっ」といなくなってしまいます。
そこへ規律正しい動きで一斉に着地した鳥たち、それが

おながさん。

その動きはまるで訓練された軍人のように律動的で、
このときやってきた6羽は完全に同時に着地、餌台のむこうとこっちに
3羽ずつならぶという美しさでした。
おながさんはカラスの仲間で、スズメさんの雛などは食べてしまうので
みんなに嫌われているのです。

でもどんな世界にも例外はあるもので、

←勇気あるスズメとおながさん。


きじばとさんは大きさと性格のせいで、おながさんがいても
てくてくとマイペースです。きじばとさんがいるとなんだか心がなごみます。
おながさんは卵焼きが好きでした。おながさんは特別な思い出のある鳥ですが、
その思い出についてはまた別の機会に…。

こむくどりという
町中では比較的珍しい鳥がきてくれたこともありました。
むくむくとした文鳥さんより一回りおおきなかわいらしい鳥さんです。

餌台ではいろいろなドラマがありましたが、中でも
嬉しかったのは、スズメさんが餌台で子育てをしてくれたことです。
その光景に興奮して夢中でシャッターを切った覚えがあります。
臨場感ある連続写真でどうぞ。


雛ちゃんの餌台デビュー。顔はママのほうに向きっぱなし


ちょうだいちょうだい…

「ちーちー」。ママは大忙し


きじばとさんも見守ってる

餌台ができて数ヶ月が過ぎると、うちに文鳥さん ちこ と ちろ(先代)が
やってきました。まだ雛毛の残る2羽の日課は、朝起きると餌台の野鳥を観察して、
自分たちのなわばりを守ることでした。

いっぱいいるよ…

おっきいねぇ…


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